ASHREA展示会・米国視察旅行
2019.1.13~1.20 <アトランタ・ニューヨーク>
1月13日~1月20日の8日間、アメリカ合衆国アトランターニューヨークで行われたツアーに参加してきました。
アトランタでは13日~17日、17日の移動日をはさみ、ニューヨークでは17日~19日見学し、メインはアトランタ・ジョージア世界会議センターで行われた“ASHREA 2019”の見学(14日~16日)です。
当然ながら、空調、冷凍冷蔵設備の機械から材料、工具、保護具に渡る展示内容。国内でも普段から見かける物から、何に使うのか不明な物まで多岐に渡りました。残念ながら場内は撮影禁止のため写真は撮れませんでした。
展示内容で目新しい物はIOT全盛の今のこのご時勢、構築した建物内の設備機器のネットワーク化までは現段階でも我々は各ショーケースメーカーの集中監理で実用されていますが、冷凍冷蔵設備の枠に納まらず、冷暖房設備とのリンク、そして我々の普段から触れている測定機器とのネットワーク化等、数段進んだトータル制御が可能だそうです。
我々の場合だと、売場の環境が悪く冷却不良が発生するとか湿気の多い季節だと霜付きが多発する等の事例が全体のシステムで対応できる。そして現地に行かずに遠隔地やサービス拠点からでも運転状態の確認、変更ができるという大きな利点が多く見受けられました。我々が用いるマニホールドも当然多機能化が進んでおり、ゲージはデジタル化、冷媒管の表面温度測定、多種の冷媒ガス対応、通信対応、給電はUSBなどの何か違う機器を見ている様な気になりました。
逆に日本国内ではまだ流行しないな、とも思いました。冷凍機に関しても日本国内とは法規も違うし設備機器に対するスタンスも違うので機械もユーザーの設計思想を取り込んだ機械をオーダーメイドでメーカーが造るという方法はまずあり得ないなと、「こうなれば良いな」とは思うけど、まぁ日本じゃ無理だなと思うことも多い日米の違いでした。
記事・写真:小川