パリ協定でCO2削減目標が重要課題になる中で、
12月19日に弊社倉庫にて16名参加でハイドロカットの講習会を開催した。
(ハイドロカットとはアセチレンを使わない水素ガスを主成分としたガスの事)
<主な感想>
アセチレンと比較した場合、シャープな火炎になるので従来の中性炎と違って戸惑いが有る。
輻射熱が少ないので、火の側でもあまり熱さを感じない。
鋼材切断の場合、亜鉛メッキでもバックファイヤーが発生しにくく、切断面がきれい。
銅管の細いものから2-1/8"まで、各サイズ角度を変えて溶接した。
1-1/2"ぐらいから火口によって火力が弱く感じるが、大型バーナーに変えると
その差はほとんど変わらない。(1200の火口)
その後、溶接面をバンドソーでカットして溶接面のチェックをした。
エルボの過熱が不足した場合、溶材が充分にまわらない事が分かり注意が必要。
対応技術の向上が重要と感じた。ケース内では比較的使いやすいが、
ピットなどの狭い所の大口径パイプの場合工夫が必要、等の意見が出た。